その1:九イ分への道のり
参考にしたのはこのガイドブック。
- 作者: 邸景一,荻野純一,中島賢一,柳木昭信,伊東ひさし,旅名人編集室
- 出版社/メーカー: 日経BPコンサルティング
- 発売日: 2008/06/26
- メディア: 単行本
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ツアーなどで行くより、街歩きしたいなあと思っていたので、ちょうどよいガイドブックでした。
この本によると、九分は一日使って歩いてみたらいいし、土日は台湾各地からの旅行者で混むよ、ってことだったので、平日に行くことにしました。
九分は金鉱で発展したので、山の斜面にはりついているような、坂の多い街です。
なので、ちょっと母を上の方まで登らせるのはどうかなと思っていました。
通常はバスやタクシーで街の麓まで行き、そこから延びる坂道や階段を徒歩で上っていくのですが、このガイドブックによれば、九分よりもっと高い位置にある福山宮、開成殿までタクシーで行き、さらにそこから九分の街のてっぺんにある小学校までタクシーで乗りつければ疲れないよ!という。
それはいい方法だと思い、さっそく出かけることにしました。
まずは台北駅で瑞芳までの往復切符を購入。
普通列車で40分くらい。
着いたら昼だったので、とりあえず瑞芳でお昼ごはん。
屋台も沢山でてたのですが、駅からまっすぐ行った突き当りにある、地元の屋台が大きい平屋にざっと入ったレストラン街(?)へ。
ここで初めて自助餐を食べました。バイキング形式で自分の食べたいおかずを選んで、お金を払う食事です。
とても安く、そして台湾で食べたどの料理よりも一番おいしかったです。
やはり地元の人が地元の人のためにやってるお店が一番おいしいのかもしれません。
そして、とりあえず瑞芳駅にあるインフォメーションで福山宮への行き方を聞いたら、タクシーで行けばいいんだけど、九分行くんだったら、やっぱり麓で降りるのがいいよ?と勧められ・・・。
そんなにこの方法で行く人がいないのだろうか・・・とぼんやり思いましたが、やはり山の上からのルートを捨てきれず、タクシーで行くことにしました。
あらかじめインフォメーションでタクシーで行くんだったら200元(1元=2.7円)だと教えられてきたので、(通常はメーターですが、地方では交渉みたいです)タクシーのウンチャン(向こうでもこう言う)も出した値段が同じだったので安心しました。
中国でぼったくりにあってるので、台湾でも相当警戒してたんですが、全くそういった気配はしませんでした。よかった〜!
ついでにたまってたウンチャンたちに福山宮から小学校行きたいんだけど、と聞いたら、タクシーじゃなく徒歩だな!五分くらいでつくよ!と言われ、あれ?書いてあることと違うなあと思いましたが、まあ行ってみるか!みたいな気持ちで乗り込みました。
着いた福山宮はとても静かで、とても居心地がいい。
しかしまったく方角がわからない・・・。
右の方にお墓みたいなのがあるけど、開成殿じゃなさそうだしな・・・。
(しかもガスがすごい)
こういうときのために方位磁針を皆持ってるんだな!と思いながら、「開成殿はどこですかね?」と台湾人か香港人か上海人みたいな観光客のおじさんに聞いてみる。
おじさんは不案内なのに、一緒に考えてくれてたぶん向こうだよと教えてくれました。
そしてその方向へ行くと、開成殿発見!
ありがとうおじさん!そして九分の街はどこだろうと見渡してみる。多分この方角にあるはず・・・。
小学校のそばには宮が確かあったから、遠くに見えるあれがそうなんじゃないか、ウンチャンも五分くらいだと行ってたし、そんな距離だ!と見当をつけ、あの屋根を目指して地元の家の裏道を歩いて行きました。
うねうね。
老人が二人くらい家の外で涼んでたから、怪しまれないように笑顔で「ニイハオ!」って言ったら、苦笑いしながら返事を返してくれました。
で、本当に五分くらい歩いたら、
着いたー!!!
小学校もすぐそば!ヤッタネ!